続けることは
期待を裏切らないことだ
と言えます。
その命題の逆を考えれば、
期待に応えることは続けること
であり
裏を考えれば
辞めるということは期待を裏切ることだ
と言えます。
そして待遇を考えれば
期待を裏切れば辞めることになります。
この命題はおそらく真です。
ですから、
何かを続けていくためには
期待に応えることということが
非常に重要なのだと見えてきます。
期待とは
“期待”は
“期(約束された時)を待つ”
と書きます。
具体的に約束まではしてない場合もありますが、
次の機会を待つことも期待だと言えると思います。
すなわち、
“期待”とは文字通り
“待たせること”なのです。
続けること
続けるということは
期待を裏切らないことだ
と言えますが
期待を裏切らない活動と同時に
期待に応える活動も必要になります。
言い換えればそれは
信頼を獲得する活動と
それを失わないようにする活動だ
と言えるのです。
信頼を積み上げること
“期待に応えること”は
“応援してくれる人の
期待値以上のものを提供できたということ”
になります。
“期待して待っていれば必ず返ってくる”
と言える間柄であれば
それは強い信頼関係だと言えます。
毎日ないしは毎回楽しみにするのは
それに価値を見出していて
かつ、それが期待以上であり
そして、それを待っていても損しない
という信頼関係があるからで、
それがあるから
「待っていよう」
というモチベーションになるのです。
信頼を失わないこと
期待を裏切らないことというのは
信頼を失わないということです。
期待に応えられないと
一つ信頼を失うことになります。
実際のところは
信頼に関わる活動はそれだけでなく
多岐にわたるのです。
例えば
モラルや道徳を問われる言動や活動内容は
応援してくれる人の不信感を買います。
信頼を獲得して
続けることができるようになった活動は
それに伴って自分の信頼を失わない活動に
なってきていると言えるのです。
ここ最近、
ここに関わる感度が非常に高くなってきており、
一つの失敗で締め出される有名人タレントもたくさんいますし、
活動休止になるチームも見受けられます。
簡単にコメント、
高評価低評価をつけられる時代でもあり、
SNSで批評もできます。
ですから、
本来、コンテンツで好評価をもらうこと
これが主の活動であったと言えますが、
それ以上に、信頼を失わないための
予防線を張る活動が重要になってきているのです。
続けることの難しさ
以上を踏まえると、
期待に応えること、
新たな信頼を獲得していくことは
続ける人のやりがいであり、
楽しさの一つだろうなと感じるのですが、
それ以上に、
信頼を失わないための
予防線を張る活動に注力する必要があるのが事実です。
守らなければいけないキャラと共に生きることは
非常に気を張ることでもあるのです。
期待に応えられない
と思った時から、
辞めたいと思う気持ちは募ってくるものですから、
信頼を獲得しながら守ることが難しくなればなるほど
続けるための体力というものは
大きく削られていくことになるのです。
自分だけの活動ではなくなる
人が生きることを例にとります。
自分の人生を続けるということは
家族や、友人、恋人、会社の
期待に応えることだと言えます。
健康でいること。
居心地の良さを提供すること。
安心や幸せを提供すること。
成果を残すこと。
属すことは期待されることであり、
属し続けることは期待に応えることを
求められることなのです。
そして、人生をやめよう
すなわち「死」を選択するようなことがあれば
それは当然、
関わる人の期待を裏切ることになります。
自給自足の生活のような
自分だけのための活動であれば
自分の期待だけに答えればよいですが
そんなコアな生活している人はあまりいません。
多くの人が、
誰かと関わって生きているのです。
全ての活動は
価値を生み出して
それを認めてもらい
次を期待してもらうことで成り立ちます。
応援してくれる人なしには
続けることはできないのです。
最後に
これ以上、人の期待を背負えない
その域に達してしまうと
辞める選択しが浮上してきます。
期待値が大きい人ほど
続けることを難しく考えてしまうのは
そのためなのかもしれません。
応援する側は多くを求めてしまいますが、
いなくなることの方がもっと辛いはずです。
続けるためには
裏切らないことが大前提にはなりますが、
裏切ったら辞めなければいけないような
厳しすぎる期待値はいかがなものなのでしょうか。
続ける側も人間なのですから。
続ける側、期待に応える側は
全力で信頼を守る活動をして欲しいです。
その一方で、
応援する側は
相手を押し潰すような
過度な期待をしないこと
それを意識して欲しいなと思います。
お互いが
お互いなしに
生きていけないはずなので。
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