ブラックがスタンダードだった日々を生きて来た
逞しい上司の話を聞くことで
少なからず刺激になります。
過去の人たちには
量ではてないので
質で勝負しなければいけません。
圧倒的な経験量で培った教訓は
ありがたく受け取っておくことにしましょう
上司の教訓十三選
見て見ぬは100%ミスる
昔は一人一製品見るというのが流れだったらしく
入社した2年目から、
1つの製品を担当し、
営業から設計から調達から
全ての業務に携わったようです。
それだけ多くの業務を1度に任されれば
どこかで粗が出るもので、
大事なタイミングで
気付いていた異常に目を伏せてしまった
というのが
最初の失敗だったと語っていました。
今でもやり直したい気持ちになると
言っていました。
それ以来見て見ぬ振りはしない
と心に誓ったそうです。
たくさんの人が関わってくれているということ
見て見ぬ振りで招いた失敗は
自分一人で片付くわけではなくて
後工程の人にも多大な迷惑をかけます
さらに、
それまで手伝ってくれていた全ての人の
好意さえも無駄にしてしまうということです。
自分の身は自分で守る
みんながみんな手一杯で
上司も先輩も
誰も助けてくれない
そんな時代を生きたことで強くなった
と言っていました。
誰も助けてくれなければ
自分でなんとかするしかありません。
上が責任を取ることを放棄している
そんな時代を生きることで
大きな責任感が醸成されたと言います。
潰れかねない負荷と
一人きりだというダブルパンチが
文字通りたたき上げてくれたようです
仕事が仕事を生む
真面目にやってきた過程を見てくれている人がいる
これは間違いないと言います。
はじめに引いた仕事が
レアだろうがノーマルだろうが
次に続く仕事は同じように
その引いた仕事に関連付きます
次に与えられる仕事が
今の自分とは全く関係のない
畑違いのものになることはほとんどないのです
つまり、
今の仕事の延長線上に
次の仕事があると言えるわけなので、
どんな仕事も無駄にはできないと言えます。
1通りやると自分の得手不得手がわかる
全ての業務を1通り
経験したことで
得手不得手を痛感するといいます。
どうしても手を抜きがちなものと
真剣に取り組めるものがあり
尖っていくものは尖っていく一方で
丸くなって距離を取るものも
自然と現れるということです。
キャリアは事業成長と共にある
自分が育てた事業が
自分を新たなステージに
連れて行ってくれると言います。
自分の生み出した仕事が
大きくなって海外展開を決めれば
海外への切符をもたらしてくれるし
培ったノウハウがあれば
それを求めて引き抜かれることもあります
レールは自分の経験の延長戦にしか引かれないのです
先読んで挑戦をする
他の人が目もくれないものだとしても
自分が気になって目を向けたのであれば
それには挑戦する価値があります。
他の人が無駄だと思ったものを
自分だけが拾ってやっていたとすれば
その仕事はあなただけができることになります。
感度の高い人が気づいて行動をすることで
未来が変わるとも言っていました。
そういうものに敏感になれる人は多くないのです。
自分のプレゼンスはそうやって示すのです
今必要なことを思いっきりやる
目の前のことを一つずつ丁寧に対応するということです。
“一時が万事”という言葉もあります。
今この瞬間が全てに通ずるということです。
そうやって丁寧にやり抜いた
考え抜いた部分にエッセンスが蓄えられます。
“細部に神が宿る”というように、
こだわりを持って注力できた部分が
今後の自分を救ってくれるのです。
くだらない話で人生が変わる
上司がやめようと思って
当時の部長の元に行った時の話で
深刻すぎる顔を見て察したのか
下品でくだらない話を
永遠にしてくれたそうです。
「こっちは覚悟決めてるのに
一体こいつはなんだ?」
と思っているうちに
タイミングを逃したと言います。
人生の転機になりうる日は
唐突にやってくるだろうし
同時に、
信じられない理由で
終わっていく日もあるということです。
それほどに人生は読めないということです。
思っていることはちゃんと言うことが大事
綺麗ごとや体裁に拘ると
ろくなことがないといいます。
後から首を絞める羽目になるということです
懸念点があるなら伝えるし
違和感があるなら本音で伝える。
そういう会話を重ねることで
結果的に良い関係が気づけるといいます。
自分のことは自分で褒める
自分が思っている以上に
人は自分を褒めてくれない
ということです
何か新しい出来事が起これば
意味付けをして自分のものとして受け取り
一つずつ仕事を片付けては
よくやったと自分を褒める
これだけで頑張れるということです。
芯として理想像を掲げる
なれるかなれないかは別として
常に自分の理想のロールモデルを
持っておくことで
行き詰まった時にでも
そちらに向かって
進んでいくことができます。
人の縁は一生モノ
大事な節目で
深く関わった人とは
またどこかで必ず巡り会い
また一緒に何かをすることになるといいます。
人との付き合いは非常に大切で
その縁は一生モノなのです
最後に
上司と会話した1時間は
聞きたいことが聞けたかと言われれば
そうではないですが、
結果として非常に興味深くて
面白い話を聞くことができました。
赤裸々に
自分の半生を振り返りながら
生生と、その経験を語ってくれたおかげで
自分事として話を聞くことができました。
もう3年目を終えようとしています。
数年後に振り返れば
4、5年の一括りで語ってしまうような
1年に過ぎない気がしますから
辛すぎるという形でも
20年も前の話を昨日のように語れると毎日を送っていた上司が
羨ましく思いました。
自分自身も、
まずは、目先のことから一つ一つ
いただいた言葉を噛み締めらがら
仕事に勤しみたいです。
コメント
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