終わりを意識すると
もう少しで終わるという安心感で
気が抜けてしまったり
逆に終わらせなきゃというプレッシャーで
心をすり減らしたりしてしまいます。
「これは通過点だ」
そう言える心境でいるだけで
無駄な体力を使うこと
気苦労をすることを防げます
人が一番力を発揮するのは
“最終局面”ではなくて
“道半ば”なのです。
通過点だという意識を持つべき理由
無駄な体力を使わなくて済む
終わりが見えると
人はラストスパートを
かけてしまうものです。
納期が見えてくると
タイムリミットに追われている気分になるので
潜在的に急かされるような気になります。
それに加えて
形にしなきゃと思うと
綺麗に仕上げなきゃ
と思ってしまいます。
仕上げる作業は
緻密で細かい作業です
そう考えれば
納期間際の仕事というのは
ものすごいプレッシャーの中で
緻密な細かい作業をしなければいけない
ものだと容易に想像つきますし
みなさんも経験があると思います。
アドレナリンでなんとかなりますが
そのあとドッと疲れます。
集中力は有限ですから
そんな方法ばかりに頼っていると
疲れてしまいますか。
ですから、
終わりではなくて
あくまで通過点だ。
これには続きがあるのだから
そう思うことで
ペースを調整する必要が
あるのです。
気苦労から解放される
終わりを意識すると
いろんな考えが頭によぎります
これで最後だから
何かしなきゃいけないんじゃないか
何かやり残しているのではないか
そんなことを考え出してしまいます。
そうなったらきりがないです。
例えば
「明日死ぬとしたら何したい?」
という質問があります。
この質問に
「これだ!!」
と目を輝かせながら
言える人はいるのでしょうか?
「やり残したことをやりたい」
が答えだったとして、
その中から一つを選び抜けるのでしょうか?
おそらく無理です。
テスト前日に
「最後だから頑張ろう」
と、テキストをめくったは良いが
不安に不安が重なって
絶望を感じてしまう
そんな感覚に近いです。
ですから、
最後や締め切りを頼りにするのは
無駄な気苦労を招きかねないので
計画的に”まだまだ道半ばだ”
そう思えるうちに
頑張っておく必要があると思うのです。
人がパワーを発揮するのは終わりではない
火事場の馬鹿力や
土壇場での逆転という
言葉があります
人が通常何倍も
力を発揮するのは終了間際だ
というのは、
いささか誤解があるのです。
真意は
「死んでたまるか!」
「終わらせてたまるか!」
と思える時だ
ということにあるのです。
すなわち、
まだまだ道半ばなのに
強制終了が迫ってきている。
そんな状況です。
目指すべき先が見えていて、
ここで終わらせるわけにはいかない
そんな瞬間なのです。
そう思えば、
道半ばというモチベーションでいる方が
力を発揮できそうだと思えませんか?
最後に
何度も
“最後だから!!”
という瞬間を経験してきました。
終わりに向けて
燃えることができていたのは
他でもなく
目標に到達するその瞬間まで
終わらせるわけにはいかない
そう思えていたからです。
そう言えるものに
これからも出会うために大事なことは
“次に繋がるものを選ぶ”
と言うことなのではないでしょうか?
明確な目標がなかったとしても
次のステージに繋がりそうなものを
選んでやるようにすれば、
足は止まらずに前に進みます。
ですから、
常に何かしらの道の途中に
自分をおいて欲しいのです。
ついでに
終わらせる作業についても
その先を思い描いて欲しいのです。
そうすれば
きっとポジティブな力だけで
道を切り拓くことができますから。
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