チームタスクを素因数分解することができれば
自分以外の要因から起こる
トラブルに巻き込まれたとしても
影響最小限にして
着実に役目を果たすことができます。
チームタスクの素因数分解とは
チームタスクとは
“チームタスク”とは
チーム全員で達成しなければいけない
大きな目標のようなものです。
それを達成するために
その仕事を大きく区切って
それぞれに配分し、
チーム全員で推進していくのです。
ですから、
当たり前ですが
チームメンバーそれぞれの仕事が
密接に関わり合っているわけです。
Aさんの成果を使って進める検討もあれば
Bさんのために準備するものもあり
Cさんとは類似の検討を並行して進めることもあります。
AさんとBさんとは
工程が分かれているので
シリーズ構成だと言え
Cさんとは
同じタイミングで
並行して進むので
パラレル構成だと言えるのですが、
シリーズ構成では
回ってきた前提条件が違えば
その後工程全部が
やり直しになってしまいます
パラレルに進めていても
大元の情報が違えば
両方ともやり直しになってしまいます。
ですから、
人と関わりながら進めていく仕事というのは
他人からの影響を無視して進めるのは
非常に難しいことのです。
素因数分解とは
“因数”とは
その数を構成する数や数式のことです。
ですから
“因数分解”というのは
構成要素で分けることだ
と言えます。
チームタスクを最初に配分する工程も
言ってしまえば”因数分解”だと言えます。
ただし、
“8000”という数字を
“8”と”1000”に分けたくらい
大きな括りです。
また、
“素因数分解”とは
さらに限界まで細かく分解したものを言います。
“8000”は素因数分解すると
2×2×2×2×2×2×5×5×5
になります。
無理やりですが
“8000”がチームタスクだとすれば
大きく分ければ
“2”の業務と”5”の業務の組み合わせなのだ
と考えることもできます。
ですから、
“5”の部分で問題があったとした時
「まずは”2”の部分だけでも進めようか」
そう判断出来るようになるのでは?
というのが僕の主張なのです。
チームタスクの素因数分解の意義
小さくステップが踏める
まず、日常的なメリットとして
日々の業務を小さく区切って
1つずつ終わらせながら進める
ということが出来るようになります。
以前終わらせるという意識が大事だ
という記事を書きましたので
そちらも参考にしてください。
→参考はこちら
人は終わらない問題には
イライラする生き物です。
いつまでも同じことを言い続ける
ニュースに腹をたてるのと同じです。
いつまで自分はこれをやってるんだ、、、
これは精神的に良くないのです
ですから、
もっと細かく役割を分解することで
終わらせる実感を持つことができ、
結果として成果をたくさん残すことにつながるのです
自分のやれることを見つけられる
大きなトラブルがチームを襲った時に
「何もできません。」
という状態にならないように
対応できます。
先ほど示したように
“8000”が”2”と”5”から構成されていたように
大きなチームタスクは
“そもそも別物で構成されている”
ということが往々にしてあります。
ですから、
日頃から
「確かにこのチームの一員ではあるが
この業務については他の干渉は受けないものだ」
と区別しておくことができれば
どんな時も手を止めずに
仕事を進めていくことができるのです
最後に
とはいえ
同じチームの一員で
最終的に同じゴールにたどり着く
仲間ですから、
無関心は良くないのです。
必ず”その問題”と関わるタイミングがあるのです。
ただし、
そこに首を突っ込みすぎて
「それが決まらないと
僕は何もできません」
というスタンスを取ると
自分の首を絞めかねません。
自責の念で進める意義についても書きました。
→詳細はこちら①,こちら②
確かにその要素もあるけれど
そこだけが本質ではないのです。
ですから
チームの仕事を
素因数分解して
その因果関係を把握しておくこと
これが非常に重要だと思うのです。
何かと手が止まる人は
ぜひこの考え方を参考にしてみてください。
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