“プロバイダ責任制限法の改正案”が出されました
これからの時代を生きる人にとって
人の気持ちを思いやることが
当たり前のマナーになっていきます。
この改正案が
日本に良い”うねり”をもたらすことを
期待します。
プロバイダ責任制限法の改正案とは
専門家ではないので
詳しくはわかりません。
正しい情報は総務省のHPからどうぞ(こちら)
間違っているかもしれませんが
ざっくりイメージは
ネットで誹謗中傷をする人を特定するステップが
かなり簡略化する法案のようです
有害な情報に厳しく対応していく
そんな意思のこもった法律になっています。
今までは
誹謗中傷を受けた被害者は
投稿者の身元を破るためには
サイト運営者や接続事業者に
仮処分申請や訴訟を起こす必要がありました。
“訴訟”と書かれていると
かなり敷居が高く感じます。
そのステップが簡略化されるので
今まで以上に取り締まりが
加速されるだろうと思います。
思いやりが求められる世界になる
この法律が適用されれば
現実世界の人間とネットの中の人格が
容易に紐付けられるということですから
ネット世界がより一層
現実世界と密接につながります。
今まで以上に軽率な発言ができなくなるので
より一層相手への思慮が必要になります。
現実世界であれば
人の目が少なからず
抑止力になります。
世間体もありますから
軽率なことはできません。
ですが、
止めてくれる人もいない中では
顔も見えない相手に対して、
自分を押さえつけることは難しいようです
事実として、
いい身分の大人が
お酒を飲んで抑止力が鈍って
ひどい言葉をネットに書き込む
という事案さえあるようです。
いかなる時も
どんな相手だろうが
冷静に相手を慮ることが必要なのだ
と、ひしひしと感じます。
一握りの懸念点
法律というのは
前例に従って
その処置を決める傾向にあります。
ですから、
“そこまでダメなの?”
みたいな例が前例として
記録されると
国民全員の言論の自由を
縛り付けかねないな。
とも思います。
批判や批難は
時として必要な場合もあります。
もちろんそこに思いやりが必要なのですが。
その、思いやりの尺度を
どうやって決めるのか。
そこが非常に難しいと思うのです。
特定の誰かを守るために
使われることがないことを
願います。
最後に
個人的な気持ちとしては
この法案が日本を少し変えてくれる気がしています
“暴力を振るっていけない”
という当たり前のルールと同じレベルで
“暴言を吐いてはいけない”
というルールが定着するのでは
と思っているからです。
批判や批難が必要だとしても
気持ちのままに
ぶつけてはダメだ
という空気が醸成されることに
期待しています。
少しお利口になりすぎるかもしれません
この雰囲気に抑圧されて
さらに別の社会問題が顕在化するかもしれません。
しかし、全てを全て、
いっぺんに解決なんてできないので
まずは目先の問題を解決していくのが大切だと思うのです。
思いやりに溢れる日本になることを期待してやみません。
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