僕たちの結婚式の
ウェディングプランナーさんは
もともと建築学部だったそうです。
なぜこの仕事を目指したかと言えば
結婚式という空間を作る仕事に
魅力を感じたということでした。
建築物とか
デザインに興味があると思っていた中で
実は自分が興味があったのは
その空間や場の雰囲気なのだ
と気づけたからこそ
新しい道が開けたのだと思います。
これからやりたいことを見つけていく中で
“自分はこの分野には興味がない”と
すぐに蓋をするのではなくて、
一旦抽象的に捉えてみると
固定観念を外すことができ
新たな可能性に気付くことができます。
抽象的に捉えるとは
“やりたいことがない”
という悩みは
具体的な答えを求めています。
例えば、
何か習い事がしたいとか
何かに夢中になりたいとかです。
これを抽象的に捉えようとするためには
どうすればよいかという話ですが
一言で言えば
感覚的に考えればよいのです。
あなたはなぜ
その瞬間が好きですか?
“いいな”と思いますか?
気になりますか?
そういう質問を通して、
具体的なものを
“こう感じるから”
のようなフィーリング・価値観に
落とし込んでいくのです。
このフィーリングの部分が
抽象的な部分になるのです。
抽象的にやりたいことを見つける意義
根拠が明確になる
これは先日紹介した
コンセプチュアル思考に関わる話になります。
→コンセプチュアル思考についてはこちら
こちらでも書きましたが
抽象的というのは一般化することと
近い意味があります。
一般化というのは
“人は生き物”みたいな
大きい括りで見ることです。
例えば、
“~~という会社で働きたい”
と思っているものを
“物を作る会社で働きたい”
と言い直すとか。
“医者になりたい”
を、
“人を助ける仕事に付きたい”
とか
“お金を稼げる仕事に付きたい”
とか。
表現をぼかすようなイメージです。
このように一旦ぼかしてから
もう一度フォーカスすると
自分がやりたいことはこれで
その中でもこれを選んだ。
というように
意味を再確認しながら選択できるようになります。
選択肢が一つじゃないことに気付ける
これがやりたい!!
と具体的なものに一途になるのも大事ですが、
「これに夢中なのはなぜか」
と自分を問いただしていいくと
いくつかの理由に出会えます。
それこそ、
前述した一般化したものです。
ざっくりいうとこういうことがしたい。
と定義しなおすと、
“自分が好きな瞬間はその瞬間に限らない”
という事実に気付けます。
決定に意志がこもる
限られた時間の中では
数ある選択肢の中から選べるものは
ほんの一握りになります。
その選択は、
覚悟をもって選ぶ必要が出てきます。
どのように選べばいいかと言えば、
抽象的に抽出したいくつかの可能性の中から
より具体的な自分の経験や
能力を活かせるものを選んでいくのです
そうすれば
納得感を持ってやりたいことが選べます
最後に
一生関わることがないだろう
そうやって敬遠している分野にも
自分が心躍るものが
隠れていることが多々あります。
基本的に気づけていないだけです
気付くことさえできれば、
選択肢を広げられて、
自分が根拠をもって
選ぶ段階に進めるようになります。
そのために有用な手段が
抽象化なのです。
具体的に考えすぎて
頭がフリーズした時は
一旦抽象化して
ひろーくゆるーく考えてみると
頭が整理できます。
この考え方ができるようになると
最終的に
将来の夢に関わるような
大きな選択にも生かせるようになります
自分にとって一番最適な選択ができるように
抽象化する習慣をつけてみてほしいです。
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