【現実と理想の両面から生きることを歌った曲】stage of the ground@BUMP OF CHICKEN

君が立つその場所から
どこに行こうがそれが君の歩む道。

道に迷うことも、間違う日もあるけど、
ここまで歩んできたその足を信じて、

また歩いていけばいい。
君の人生は君だけのもの。
君を中心に宇宙は回っているのだから。

友人の子供に向けて作られたという説

那由多に広がる宇宙
その中心は小さな君

この曲が友人に生まれた子供に
向かって書かれた曲だと知るまでは

世界の中心はお前たちだ!

ってエモいこと言ってくれるなーって
聞いてたんですが、

“小さな君”って
歌詞が生まれたての
その子を指していて、

“宇宙の中心は小さな君”
だと歌ったその歌詞は

なんか暖かさがあります。

手が届かない場所で輝く星や
360度広がる地面、
そして那由多に広がる宇宙、
とてつもなく壮大な歌詞が並べられる中で、

その背景を知るだけで、
目の前には
小さな病室、
両親や支えてくれる人たちに
温かく見守られているような
そんなシーンが浮かんできます。

力強さの裏に優しさがある曲なんだなと
改めて気づかされました。

力強く歩めと伝えてくれる

迷いながら間違いながら

歩んでいくその姿が正しいんだ

 

その足に託されたいくつもの祈りの欠片たちと

叫んでやれ絞った声でここまで来たんだよって胸張って

前半のサビの歌詞ではこのように歌われます。

自分たちの生き様を重ねたような
夢追い人の歌詞です。

君が主役だと背中を押してくれる。

あの月もあの星も全て君のための舞台照明

叫んでやれ絞った声でそこに君がいるってこと

 

迷った日も間違った日も

ライトは君を照らしていたんだ

大サビではこう歌われます。

後半では君が主役だ、
ここにいるんだって胸を張って生きろ!

って力強い歌詞が歌われます。

ライブに行きたい

今から20年も前に作られたこの曲は
風化することなく
今なお圧倒的にかっこいい

2014年新しい挑戦をした
WILLPOLICEっていうツアーの
オープニングを飾った曲でもあります。

メディアにあまり露出しないイメージだった
BUMPが一人でも多くの人に
曲を届けるのが使命だと
奮起して立ち上がったツアーです。

そのツアーのオープニングで
力強く歌われるLIVE音源が
また良いから
是非聞いて欲しいのですが、、、

 

まさに、迷いながら進んできた
BUMPが今歌うStage of the groundは
当時とはまた違った印象を受けます。

今でこそ10万人軽く集められてしまう
ビッグバンドBUMP OF CHICKENですが、

その彼らがデビュー当時に歌った
この曲の歌詞は、

間違いなく
彼ら自身の背中も押してる気がします。

この曲の中に
彼らの生き様が見えるから、
今改めて歌われる
その歌詞に込められた想いにグッときます。

 

音楽って時事ネタみたいな
要素がすごく強かったり、
思い出の一つの媒体でしか
ないような気もしますが、

生み出したバンドとともに
味をつけながら厚みが増していくものでもあるんだなと思いました。

 

こればかりは本人が語らないと
真意はわからないけれど、
僕はそう思います。

だからライブには価値が
あるんだろうなと思います。

音源からは当時のまま
いつまでもその音が残り続けますが、

ライブで歌われるその曲にだけは、
その瞬間のバンドの想いが込められます。

好きな曲が確実に歌われることなんてないから宝くじみたいなものですが、
大好きなその曲が今どうやって歌われるのか、
また足を運んで聞きたいものです。

最後に

生まれたばかりの
子供に向けた曲だとして、

飛ぼうとしたって羽なんかないって知ってしまった夏の日

古い夢を1つ犠牲にして大地に立ているって気づいた日

って歌い出しってのが
いかにも当時のBUMPらしい。

きっと今作るならきっと
もっと優し歌詞なんだろうと思います。

それがいいというわけではないです。
それもいいと思いますが。

苦労しながら、
何度も挫折しながら、
現実と向き合いながら
日々生きた当時の彼らのメッセージは
きっと当時の彼らにしか歌えなかった。

世の中様々なアーティストがいるのかで、
どんな想いで作品を出すのか
全てを知るには
あまりに時間も情報も足りないですが、

心にとまったその曲が、
どんな経緯で作られたか
知ろうとする気持ちは大切ですし
それを知るためには
本人から聞かなきゃダメで、
そのためには足を運ぶ必要があると思います。

フォローして応援する必要があると思います。

そして、その歌が実際に
お客さんを前にしてどうやって歌われるのか
そういうことを知るべきなのかなと思います。

音楽は実に素晴らしい。

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