今回お伝えしたいのは
文系だからこそできる仕事とは
一体どんな仕事・能力なのか
についてです
文系と理系の決定的な差は
具体化する手段が
自分の手の内にあるかないか
という所にあると思います。
自力でモノ・コトを作りづらい文系は
人を動かして価値を生み出すことに
ドンドン長けていく訳です。
人を動かす”折衝”という仕事
折衝とは
折衝とは
折り合いをつける能力です
AとBが互いに譲りあえない状態にある時に
折衝することで
お互いの落としどころに落ち着いていくのです
折衝の基本原理とは
折衝は
100円で買いたい人と
120円で売りたい人がいた時に
110円が落としどころなのでは
ないでしょうか
という仕事です
ですから、
高く売りたい人に安く売ることを
それから、
安く買いたい人に高く買うことを
それぞれ納得してもらう仕事のことだ
と言えます
ですから、
間を取り持つ
ということは
Aさん向きの安くしてもらう交渉と
Bさん向きの高く買ってもらう交渉を
同時にする必要があるので
一つの折衝の中に
複数の仕事が紛れている
ということになるのです
折衝という仕事の進め方
折衝という仕事は
調整業務
と言い変えれるかもしれません
求められている数値を
お互いの許容範囲に収まるように
調整する業務だからです
どのように調整するかと言えば
安く買いたいAには
「ここまでしか安くならない」
ということを説明し
高く売りたいBには
「ここまでしか安くならない」
ということをそれぞれ説明するのです
最後に
この仕事は
文系ならではの仕事であり
文系だからこそできる仕事なのかもしれない
と思いました。
理系人というのは
何かしら具体化する手段を持っています
そういう状態であるので
上手くいかなければ
自分側で調整することになるし
譲れなければ
ここまでは技術的無理なんだ
と強く主張することになります
物をいじれてしまうからこそ
相手の要求を
技術で調整する
という手段を取ってしまう
ということなのです
そういう観点から
物として実現することが仕事ではなく
物の価値を話し合いで折り合いつけていく
折衝という技術の有益さが
浮き彫りになってきたと言えそうです。
理系だとしても
そういうことができるようになれれば
非常に市場価値の高い人材に成れるのだろうと
思いましたので、
自分自身この部分を磨いていきたいな
と思いました。
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