僕が最も集中するのは
“漫画を読むとき”です
漫画を読んでいると
周りの音が聞こえなくなり
視野が狭くなります。
漫画を読むと電車を乗り過ごすし
人の会話も無視してしまいます。
まさに五感をジャックされた感覚になります
それほどに漫画に引き込まれてしまいます
集中するとは
僕が思う
“集中”の最上級は
“没頭する”
であると思います
“没頭する”という言葉は
頭を埋没させると書きます
頭をガクッと下げて
頭を埋めたような様子を
そう呼んだのでしょうが
“没頭”すると確かにそうなります
頭を埋めることで
視野が極端に狭まり
周りの情報を遮断します。
つまり集中とは、
“自分がそこに意識を向けること”
でも、もちろんありますが、
“世界から自分を断絶すること”
でもあるのかもしれません。
漫画の特性
漫画は
“想像力”で読むものです
映画やゲーム、
とはジャンルが違うのかもしれません
それらは、
映像と音楽を合わせて提供してくれます
その一方で
漫画は音も触感も
色彩感も含めて全ての感覚を
“視覚情報”で与えてきます。
つまり漫画を読んでる瞬間は
視覚情報以外は必要としないわけです
しかも、視覚情報も
手のひらサイズでいいわけです
これはいってしまえば
極端に情報を遮断した状態
と言えます
なぜなら、
いつもなら180度近い情報を得られる視覚を
たった数センチの枠の中に制限し
いつもなら、
触感や音や匂いで得ていた感動さえも
視覚情報で表現されるため
必要としない
極端に情報が制限された状態であるからです。
漫画を読む人は
見た目もさることながら、
まさに”没頭”させられてしまっているわけです。
最後に
集中することは
1つのことに向けて
意識を研ぎ澄ます感覚
であるのと同時に
1つのもの以外の外部情報を
一気に遮断した状態
とも言えます
漫画の凄さは、
人間の視覚を自分だけのものにして
そこから圧倒的な情報量を流し込む
その仕組みにあります
次回は
漫画を読んでいるときに
否が応でも
没頭させられてしまう
ページをめくる瞬間には
意識が持ってかれてしまう
あの感覚を
意図的に再現するために
必要なことについて
考えてみます
コメント
[…] 【漫画と集中①】で紹介した通り 漫画は人間を没頭させるのに有利の 作品性質になっているのかもしれません […]