【物理式で語る】速さ=距離÷時間について

当たり前の話です。

速さは距離を時間で割ったものです。

同じ時間で遠くにものを運べた方が早いし
同じ距離でもかかる時間が短ければ早いのです。

距離は目標までの長さを示す量のことです。
ですから速さは量÷時間とも言えるのです

ある時間内に流れる水の量は[L/s]

ある時間内に運ばれる個数は[個/s]

ある時間で消費されるエネルギーは[W/s]

ある量を時間で割ると
それが使われる速さを表すことになります。

今、世の中は加速していると言われます。

それはまさに数式通り
量と時間の話に他ならないのです。

より速くしたいのであれば
時間内に消費できる量を増やす
もしくは
1つのことにかかる時間を短くする
しか術はないのです。

量を増やす

回線が速くなったと言いますが、
これはまさに、
ある時間内に運べる情報の量が
増えたことを意味しています。

逆に回線が重い時は
運べる量が少なくなっていることを意味していて
これはまさに、
渋滞や、水道の目詰まりのように
流れが悪くなっている状態を
意味しているわけです。

すなわち量を増やすためには
大容量にする
もしくは
流れを良くすることが大切なのです

大容量にする

ケータイのメモリーも
メガの時代からギガを経てテラにも
手が届きそうです。

数百メガの情報量も
ほんの一瞬でやり取りができます
早くやり取りされるということは

それほどに沢山の情報が消費されているわけで
それを蓄えておくべき大容量の
メモリーがあってこそ、
早さが際立つわけです

流れを良くする

見渡せばコンビニや薬局がいたるところにあり
検索すれば何でも出てくる

多岐にわたる情報網が張り巡らされて、
欲しいものが欲しい時に手に入ります

その感覚を人は早いと感じています。
手短に済ませたい
楽をしたい
その欲望が簡単に満たされるほどに
便利になっていることを痛感します

時間を短くする

文字通りかかる時間を短くすれば
速くなります。

最近感じたのは
バーコード決済の早さです

今までだったら、
画面切り替わるのに時間がかかっていたのに
レジで気まずさを感じないほどに
速く支払いが済んでしまいます。

タイムラグが小さい
会議用のアプリの進化も凄まじいです

テレビ中継で見ていた
アナウンサーとレポーターのタイムラグが
馬鹿げて見えるほどに、
最近どれだけ距離が離れていても
やり取りができてしまいます。

最後に

速度が速くなっていく。

すなわち加速している世の中では
いろんなことに対する
煩わしさが消えつつあります。

何度も繰り返しメールや電話のやりとりをする
気まずさがチャットによって解消されました

会議アプリのおかげで
とにかく速く情報のやりとりを
行えるようになりました。

そのおかげで
距離すら近く感じます

国境を挟んでいても
すぐに談笑ができてしまうから
すぐ側にいるようにさえ感じます

これも当たり前ですが
距離=速さ×時間です

とにかく短い時間でやり取りするということは
見かけ上、距離が短くなったということなのです

“世界がつながる”という言葉も
あながち間違いではなく

加速して掛かる時間が
短く感じる世界では

今まで以上に人を近くに感じる
そんな世界になることを
示唆しているのかもしれないと
思うばかりです。

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