名古屋港水族館に行ってきましたが
コロナ禍だからこそ
いつもより楽しめました
大人になったからこそ気付ける
水族館の意図を感じながら
展示をゆっくり眺めていくことで
今まで見えなかったものが見えてきます
周りに急かされずに
じっくり見て回る
そんな回り方も
楽しいものです
水族館は博物館である
水族館で見られるのは
水辺の生き物の可愛い姿だけでなく
あまり知られていない生態や
学術的な位置付けまで
かなり深く学ぶことができます
進化の歴史を楽しむ
クジラやイルカが
哺乳類だと知った時
一度はみなさん
驚いたのではないでしょうか
見るからに魚と
同じ形をしているのにどうしてなのか
そんな疑問は遥か昔から
話題になっていたそうです
そこを解決すると
この生き物はなぜ
この環境で生きていくことを選んだのか
この事実について考えられるようになります。
着眼点としては、
進化の痕跡をたどることでした
長い年月かけて
明らかになったそのその歴史から
確かに、クジラの祖先は陸にいて
少しずつ水辺での環境に
適応していったということが示されます。
それから、
このように生き物のルーツを辿ることから
もともと大陸が全て陸続きだったのではないか
という説まで推測されていたのだという事実に
衝撃を受けました。
世界中の海を巡れる
サンゴ礁のある熱帯地域
干ばつの激しい地域
極寒の地域
深海
様々な生活域での展示が並べられます。
個人的には、その中でも
浅瀬の世界観が好きでした。
馴染みある浅瀬の世界観を
ミクロな視点で切り取って形にしてあり
ノスタルジックな気持ちになりました。
それほどに、
いろんな展示でそれぞれ
興味が湧くように、
かつ見やすいように、
工夫されていて、
非常に感慨深かったです。
世界初の知識に触れる
これだけの生物を飼育する施設というのが
世界中探しても指折りだという事実があります
あまりにも身近なので、
実感がわかないこともありますが、
世界で初めて成功させた事例や、
観測できた習性など様々な
事実を発見している場所でもあります。
いわゆる、貴重な産卵シーンとかも
まさにそれに含まれます。
初めて見るものが多すぎて
最初から最後まで楽しめました。
最後に
いつもは、
人に急かされて
じっくり見ることができないため、
せっかく工夫されている部分に気付けないまま
一周してしまう
なんてことばかりだと思います。
このご時世だからこそ、
距離感空けて、
少人数で、
静かに展示そのものを
楽しむようなことができました。
いつもより
時間をかけて見る
ただそれだけのことで、
見逃しがちな事実に
気づくことができることに
気づけたことも収穫でした。
今しかできないことを
今のうちにやるべきだなと
再確認できた1日でした。
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