革新運動をボトムアップで現場から動かす方法

自分を生きる

現場の創意工夫で積み上げていくような
カイゼン活動は
上からの要求の有無に関わらず
自前で進んでいくものですが、

上が
「こうすることにしたから頑張ろう!」
と、トップダウン的に決めた方針に対して
現場が素直に反応し
「理解したので、我々も頑張ります!!」
というような前向きな展開になることは非常に難しいです

なぜならば、
人は変化を嫌う生き物であり
生活環境が違えば幸福要件も違うからです

そこに目を向けて
変化を小さく、
かつ、
相手の幸福要件に寄り添うような関わり方をすることで
上手くチームを動かすことができるようになります

ボトムアップで現場から動かす方法

大きく括ると
現場の声を聴くこと
歩み寄ること
この2点が重要になります

現場の声を聴く

上に示したように
現場の人の幸福要件が何か
を理解する必要があります

例えば、
途上国で今日のご飯を変えればいい人が
高級絵画に価値を感じられないようなものです
子供に3万円上げる
というよりも
うまい棒1年分買ってあげる
という方が伝わりやすいということです

トップダウンの言葉は
どんなにかみ砕いたところで
結局目標が高尚だったりするので
しっかり現場に寄り添ったものにする必要があります

現場に歩み寄る

人は変化を嫌う生き物なので
明日からこれをはじめます

というような急な変化に対して
どんなに簡単だろうが
難色を示してしまう
というのが人の性になります

トップの想いとしては
Aをやれば現場のB、Cに活きるから!
ということが多いので
Aをやらせることに躍起になりがちです

そうではなくて
結果的にAをやらせたいのであれば
その下位段階であるBに着手させ
Cに改善させたうえで
じゃAもやってみますか

という流れでAに着手させる
ということが最も自然で変化がないといえます

最後に

高尚な思いを語れば皆が動く

というのは理想論だ
ということがわかりました

普通はそうはいかないのです

 

トップが考えるべきことは
シームレスに上の階層に進めるように
正しい高さの階段を作り上げることです

そのためには
現場がどの高さにいて
どれくらいずつ上に上がれるのかを
理解しなければいけません

ですから、
第一に現地現物
現場が動くのですから
現場の声を素直に聞き入れ
その手配を進める

それこそが
ボトムアップで現場から動きを
波及させる方法になるのです

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