集中にはいくつか層があると思っています。
吹けば飛ぶような、
薄くて頼りない集中の層から
時間を忘れて没頭するような
深くて厚みのある集中の層まで
おそらく何層も分けられるのであろうと思います
集中力の層構造を
自分の経験ベースで
分析してみました
あなたもぜひ、
自分の層構造を考えてみてください。
集中は何層あるのか?
0層目:集中してない状態
スマホを眺めていて、
ホーム画面にはたくさんのアプリが並んでいるから
全てのアプリが気になって、
意味もないのに、
いろんなアプリを開いたり閉じたりしているような状態
机の上が散らかっていて、
本を読んでいるけど、
視界に入った別の漫画が気になって
漫画に手を伸ばし、
漫画をめくったかと思ったら
次はスマホに手を伸ばすような
そんな散漫な状態
1層目:ちょっと集中し始めた状態
時計の進みが遅く感じる
別に気がそれるわけでもないが、
時間が気になる。
ちょっとコトを進めては
時計を見てしまう。
集中力が断続的な状態
2層目:内職状態
内職しながら授業受けよう
みたいな状態。
一応集中しないとどちらも成立しないので、
授業に耳を傾けながら、
他のことやれるならやりたい。
そんな状態。
集中力は30~70%を行き来する感じ
大事そうだなというときは6割くらいで聞いて
脱線したなと思ったら耳はそば立てながら
4~5割くらいの集中力で内職をし始める。
内職に気が傾くと耳が弱くなり、
授業に集中していなかった事実に気づいたとき
焦って状況把握しようとするので
集中力は7割くらいまで引き上げられる。
3層目:それなりに集中できている状態
人から話しかけられれば対応するし、
メールやチャットも返すけど
基本的には集中していられる状態
でも、
おなかすいたとか
トイレ行きたいかもとか
外乱に乱されると、
途端に崩れ落ちる状態
すなわち、
良い環境良いコンディションが
保たれている状態ともいえるかもしれません
4層目:フロー状態
いわゆるゾーンに入った状態
1つのことに没頭している。
情報処理能力が活性化されており、
とにかく余分な処理で気が散ることがないし、
そもそも余分な情報が入ってこない状態。
時間も疲労も、欲求も
この状態では何もなく、
ただ、黙々と目標到達を目指している状態
3層目がそれなりに長く続き、
明確にゴールが見えて突き進むだけになった時
スポット的に4層目に入れる気がします
最後に
ここから導き出せるのは、
コンディションが大事ですよね
ってことです
おなかすいたなとか
あついなとか
ねむいなとか
そういう余分な感情がない状態がスタートラインだと言えます。
もちろん作業場に外乱があってはいけません。
外乱があると
まず2層目以下にも入れませんから。
そう考えれば、
集中力も制御できそうだなと思えます。
集中力あげるために
○○やればいいとか、
そういう情報にあふれていますが、
本当にその通りやっても仕方ないと思います。
自分が何で集中できていないのか、
そこを分解できれば、
自ずとその対策は見えてくるはずです。
そこの要点を打つために雑学が効いてきて
それが本当に狙い通り効いているかは
個人差があるので実証が必要なわけです。
ものや方法に頼って
集中力を上げようとしても仕方がないということです。
まずは自分の集中力メカニズムを解明して、
どこに手を打つべきか考えてみてはいかがでしょうか?
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