【成功と失敗】コロナ対策を振り返って

日本で生きる




  

コロナが蔓延してから1年半が経過しました。
1つ大きな進歩は、
世界的に大きなイベントを成功させられた
という事実です。

今までの経緯を俯瞰的に見てみると
取るべきコロナ対策というのは
単純明快であることが見えてきます。

何を以って失敗とするか

コロナウィルス感染について
何を以って失敗とみなすのか
その条件について改めて考えてみました。

最悪のシナリオとは

最悪のシナリオは
医療従事者含めて大量に感染し
感染者を収容する施設のキャパを超え
治療を受けられない感染者が増加する。
いわゆる医療崩壊が起こるということだと
言えます。

なぜ、コロナウィルスが厄介かといえば
重症化すると
呼吸器系への影響が大きくなり
自宅療養ができなくなるからです。

重症化する確率が50歳以下で0.3%と
低いとはいえ、
母数が増加すればその人数も増えるので
常に医療崩壊のリスクがそばにあることが
大きな怖さであると言えそうです。

コロナ重症化率について

世界の失敗事例

ワクチン接種が始まる前から
集団免疫という言葉はありました。

対策を特に取らず、
とりあえずみんなでかかって
強い抗体を持てれば
結果ウィルスに勝てるのでは?
という考え方です。

コロナウィルスに対しては
この対策は愚策であったことがわかっています

1つ目は、ブラジルのように
医療崩壊を引き起こし
それどころではなくなったから。

2つ目は、インド発祥デルタ株のように
変異種の発現を誘発してしまったから。

この2点がそう思う主な理由です。

これらを鑑みれば
まず大事なのは、
感染者数を増やさないこと

それに加えて、
もし増えてきても
重症化させないこと

これが重要であることがわかります。

効果的な対策とは

上記課題を踏まえれば
今、日本が進めている全ての施策が
戦略としては正しいことが見えてきます

それはいわゆる
緊急事態宣言や
まん延防止等重点措置などの
“行政的施策”と
“ワクチン接種という直接的な対策”です

前者は感染者数を減らす意図があり
後者は感染しても発症しない
すなわち重症化させないという思いがある
と解釈できます。

ただし、
日本においては
どれも強制力がないので
意味がないように見えてしまうのが
実態なのです。

コロナ対策の成功事例

ロックダウンさせる

台湾が初期に封じ込められた大きな理由として
初期に思い切ってロックダウンさせた
ということがあります。

多くの都市機能を停止して
完全に人との接触を断つ
という施策です。

日本で封じ込められない1つの理由は
この強制力がないからだと言えます

感染経路を管理する

流行初期の韓国では
プライバシーの保護は二の次で
まずは感染阻止に振り切る
という思い切った施策ができたことで
感染者数を抑えることに成功していました。

韓国の事例

また、中国では
健康コードというアプリがないと
入店できないようになっており
国民全員が常に管理下にある状況が
作られています。

中国の事例

それと比べると
日本がいかに管理できていないか
わかります。

一応感染経路を監視するアプリはありますが
普及率が低いので精度が低いです。

本気で抑え込むなら
その辺腹をくくる必要があります

オリンピックのような対策

東京五輪のコロナ陽性率は
0.02%だったということで、
世界各国から人が集まるという空間であっても
十分に押さえこめるという事実が明らかになりました

その背景には
徹底した管理体制があり
多くの予算が必要とされるという背景はありますが
ちゃんとやれば日本でも
安全は実現出来ることが
明らかになったと言えるのではないでしょうか

東京五輪の感染対策

最後に

正直他力本願で
申し訳ないですが、
国家単位世界単位での感染対策は
一個人ではどうしようもないです。

「行政頼む」
と言わざるを得ないです。

 

一度でいいので、
本気の覚悟で対策打てないのでしょうか

“本気出せば
日本の行政でもちゃんと対策できるのだ”
と今なら言えると思います。
東京五輪を例に取った成功体験を大きく掲げ
堂々と政策を推し進めて欲しいです。

あと数時間で五輪マジックも消えて無くなります。

早めの措置を期待します。

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