僕の解釈では
開き直るという言葉は
あくまで
“自分にとって不利な状況を一変させること”
を表していて
そのあとの行動については
「ご勝手にどうぞ」
そう言っているように感じます。
つまり、
開き直るという行動は
あくまで、
気持ちを切り替えたり、
視点を変えたり、
鈍感を装ったり、
そう言った気持ちの変化を起こして
自分に有利な心理状況をつくりあげる。
そう言ったメンタルコントロールを
“開き直り”と定義して
態度が一新したその姿を
“開き直っている”
と表すのだと思います。
開き直りの正しい使い方
建設的な行動を起こすこと
開き直る前の心理状態としては
比較的内向的になっていることが多いです
自分の落ち度に気がついたり
苦手なものに直面したり
得意ではない人を相手にしたり
そんな状態にあるのではないでしょうか
そこから開き直ると
場を弁えたような心理状態になります。
これは自分にはできないことだ
この人はこういう人だ
そんな悟った心理状態になります
そこで、
無神経に好き勝手ものを言うのではなくて
今まで目を背けていた分
ちゃんと苦手なものとも向き合って
相手の望むものと自分のできることの
折衷案を探しに行こう
そんなモチベーションになることが大切なのです。
これは一言で言えば
“腹を割って話す”
そんな状態なのかもしれません。
そうすることで
相手とも良好な関係を築けるようになります
攻撃的な態度を控えること
“開き直る”という言葉は
態度を一変させて攻撃的な態度を取る様
とか
内向的な態度から一変して太々しい態度を取る様
だとか
“図々しく横柄な態度”
を表すことが多い言葉です。
開き直った瞬間は、
全てのしがらみを取っ払った
もはや無敵のような心理状態になります。
ですから、
強気に出てしまう気持ちもわからなくないです
しかし、
開き直った後で
攻撃的な態度を取ってしまうと
非常に横柄な印象を与えてしまうのです。
無敵な状態であるのだから
その余裕を以って
堂々と振る舞えばよいのです
やってはいけないこと
開き直り方として最悪なのは
横柄な態度を取ることです。
自分はできないから仕方ない
自分はこんな人間なのだから仕方ない
そういう大義名分があることをいいことに
好き勝手自分の都合ばかり押し付けること
これをしてしまうと
最悪な印象を残してしまいます。
その場はそのわがままが通っても
その後、その関係は続かなくなってしまいます
自暴自棄になって
どうでもいいやという投げやりの対応を
相手に押し付けてしまう。
「やってやったぜ」
「言ってやったぜ」
みたいな、
少しの優越感はあるかもしれませんが
残るのは虚無感だけ
そんな虚しい結末になってしまいます。
最後に
開き直るという行動は
このままでは自分から何もでてこない
そんな行き詰まった状態の時に
満を持して、
目線を変え
考え方を変えることで
知恵を絞り出す、
“現状打破していこう!!”
そんな前向きなエネルギーが詰まった
行動なのだと言えます
行き詰まった時、
投げ出したくなった時に
開き直ってまで何か行動を起こそうとするのであれば
それを前向きに捉えない手はありません。
とにかく建設的に、
自分も相手もより良くなるように提案する。
そんな意識を持っていれば
腹を割った関係を築くことにつながり
事態を好転させてくれることになると思います。
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