【気持ちでお金を稼ぐ】起業家の価値観とは

本と生きる




【紹介する本】起業家のように考える@田原総一朗×起業家18人
前編はこちら


起業家のように考える。 @ 田原総一郎

メルカリ・スマートニュース
ビズリーチ・マネーフォワード等
最近よく耳にするサービスを作った起業家の
起業するまでの話と
これからのビジョンが語られている本です。

「真似できないなー」
というか
「そもそも行動力の次元が違うぜ」
って人ばかりなのですが、
どの人も本質は
「こういう仕組みで社会を変えたい」
というビジョンと
「自分が夢中になれるもので頑張りたい」
というパッションにありました。

特に、
パッションの部分は共感できる部分が多いです

今回はすべての働き手に共通するであろう
気持ちの部分について考えます

起業家の価値観とは

この仕事は自分の仕事じゃない

「下っ端の仕事は代替可能だから
ちょっと違うなと思って」
ラクスルの松本さんは
そう言って仕事をやめる決断したそうです

話は変わりますが
卒業とか引退とか
何度か経験しているうちに
惜しんでくれる存在に嬉しさを感じたことが
あるのではないでしょうか。

自分がここにいていいんだ
そう思える場所は安心感があります
必要とされている実感がありますから。

ただし、この感覚は
人を介して確かめているに過ぎなくて
自分自身がその場所にこだわりがあるかは
また別の話です。

それを探すために
一歩踏み出せるのが
起業家の人たちなのでしょう。

「自分がやるべきことは他にある。」

そう言って強く歩き出せるパッションが
そこにはあります。

この仕事の未来は面白くない

「10年後の自分が見えて嫌になった」
スペースマーケットの重松さんはそう言いました。

「このまま順当に行けば10年後には課長だね」

すなわち、
「順当に出世コース最短歩めそうじゃん」
と言ってもらっているわけです。

ですが、裏を返せば
どんなに頑張っても
会社でサラリーマンやっている限りは
最善でそこだということになります。

10年後にこういう働き方がしたいか
と聞かれたらあなたはどう答えますか

少し引っかかるところがあるのだとしたら
その人生から脱出することも
視野に入れた方が良いのかもしれません。

こんな違和感を感じた時に
一刻も早く抜け出せるのが
起業家思考の人なのでしょう。

ワクワクしない未来に向かってなんて生きていけない
そんな人なのでしょう。

この感動を味わいたい

少し長くなるがお付き合いください。

ビズリーチの南さんは
アメリカの大学に行き、
モルガンスターレーに就職しています

この時点で
一般人ではないことが
自明になってしまったのですが、
今回お話ししたいのはここではないので
もう少し我慢してください。

彼は2002年日韓ワールドカップの
日本対ロシア戦を観戦することになったそうです
日本はその試合に勝利し、
知っている人も知らない人も含めて
周りのすべての人間で抱き合って
涙を流しながら喜びを共有し合った
と言います

この経験をした時に
人生の中であと何回
こういう瞬間を味わえるのだろう
そう思った途端にいてもたってもいられなくなった
と言います

結果として、
スポーツ関連の仕事に携わりたい思いに溢れかえり
転職活動を始めたがうまくいかず
無職のまま仕事辞めて
なんでもいいからスポーツの仕事をしようと
事務所だけ借りたそうです。

その後紆余曲折して
別の分野で成功をするわけですが、
すべてのきっかけは
「あの感動を味わいたい」
その一心に突き動かされたところに
帰結することが見えてきます。

「あの感動を味わいたい」

この言葉に突き動かされる
気持ちがわかる人は
強く共感できるのではないでしょうか

「あの感動を味わいたい」

その気持ちに突き動かされて
1つのことをずっと続けてきた
経験者の一人として言えることは
その感動が味わえない場所では
やりがいは芽生えないということです。

仕事を辞めることが正解ではないと思いますが
感動がないことに対する虚無感は
一生付きまとってくるので
早めに何かのアクションを起こすべきだとは思います

こういった気持ちに素直になれるのが
起業家のメンタリティなのかもしれません。

最後に

起業家の自伝を読むと面白いです

自分の価値観が形成された背景があって
意思を持った行動があって
人生を変える出来事に出会う
その出会いと価値観がマッチして
強い行動力になって突き進んでいく

まさしく
“少年漫画の主人公みたいだ”
と思うわけです。

この本は
そんな主人公の物語を
18人分も味わえます

しかも身近なサービスやっている人で
今もちゃんと生きている人ですから
非常に刺激的です。

今の仕事に違和感を感じてきた人は
読んでみてはいかがでしょうか。

きっとすごく難しいことですけど
簡単そうに書いてあるので
起業さえできる気になれるほど
気持ちが軽くなります。

オススメです。

起業家のように考える。 @ 田原総一郎

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