よさこいをやっている人を
“よさ人”と言います。
常々思っていることですが、
よさ人ってすごいと思うんですよね。
コロナ前に引退し
よさこいから離れて2年経つので
僕の印象ははるか昔のものかもしれません
ですが、
今も昔も関わらず
よさこいに全力投球できた人は
非常に魅力的だと思います。
全よさ人に伝えたいこと
僕が一番伝えたいのは
もっと自分たちが
“すごいことをしてきた”
“凄いことをしている”
ということを自覚してほしいということです。
唯一無二の競技性
M1グランプリののように
審査員の好みで点数は上下し、
“これってそもそもよさこいなの?”
みたいに終始疑問符がついて回るような
微妙な採点基準を持ちます。
さらに
それぞれの演目が
異種格闘技のように
本来戦うべきでない相手同士で
順位づけをするような難しさもあるので
練習する側としては
どこまで準備しても
満足できない不安が付きまといます。
それでいて、
フィギュアスケートや
体操のように、
技術と出来栄えで点数が決まってくる
そしてその採点は
素人が行うから、
また難しいです。
さらに、
用意する演目は
群舞であり、
吹奏楽の一音一音揃えながら
音圧で圧倒するような演奏を
体で表現するような難しいさがあります。
そして本質は
演者としてお祭りを盛り上げるということですから
ディズニーのアクターのように
世界観を崩さない見る振る舞い方を
意識する必要があります。
とんでもなく高い要求値で
難しいことに取り組んでいることを
認めてもよいと思います。
めっちゃ頑張っているということ
この難しい競技性の中で
際限なく極め続けていかなければいけません。
しかも、
よさこいは
年中無休雨天決行ですから、
どんなに過酷な日でも
練習を重ねて仕上げていく必要があります。
よさこいは群舞ですから、
多くの人が同じモチベーションでいて
なるべく多くの人が練習に参加しないと
練習になりません。
多くの人が
過酷な環境にもかかわらず
参加する決意をして集まり
向上させようという熱意がないと
練習になりません。
そんな日々を協力しながら維持し、
自分自身超えていかなければいけない
この経験をした人が
弱いはずがありません
最後に
長い時間を一緒に過ごす中で
多くの仲間が”就活うまくいかない”
そう言っていたことを思い出します。
もちろん
あなた自身が
やってきたことを自覚して
自分の言葉で強く語る必要があります。
それを加味しても
あんなに壮絶な経験をして
乗り越えた経験があるのに
それが伝わっていない事実が
悔しくて仕方ないです。
今一度、認識を正して欲しいです
よさこいを頑張ったといことは、
どんなにつらい状況でも
チームの中で貢献できたということ。
“これをやっていれば絶対大丈夫”
という保証が全くない、
正解が見えない不安の中でも
目標を目指して精進を続けられたということ
それらの実績が間違いなくあるということ
ここを忘れないでほしいです。
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