【大逆転劇】マーケティングの魅力

本と生きる




マーケティングが上手くできれば
営業はいらないと言います。

黙っていても必要とされるものは
勝手に売れるし
必要だから買ってもらえるということで
必ず満足してもらえるということです。

それほどに、
製品や会社の命運を握るマーケテイングには
深い戦略があり、
それに沿ったドラマが生まれます。

今回読んだ
成功する人のすごいマーケティング
@小宮一慶
という本では、いくつもの
マーケティングの成功事例が記載されており
多くの逆境を跳ね返す事例が記載されています。


成功する人のすごいマーケティング

この本を読んで素人が感じた
マーケティングの魅力をお伝えします。

マーケティングの魅力とは

コンセプトで心が躍る

マーケティングとは
どのような市場でどのように勝つか
という戦略のことです。

マーケティングのもとに打ち出されたコンセプトは
他の追随を許さない唯一無二のもので
たった一言で
“たしかに!!”
という感動が呼び起されます

例えば
青山フラワーマーケットの
“惣菜屋のような花屋”
株式会社兵左衛門の
“箸は食べ物”
などです。

“惣菜の様な花屋”は、
スーパーで出来合いの
おかずを見つけるように
今部屋に飾りたいお花を
手軽にピックアップできるというコンセプト

“箸は食べ物”は
何度も口に運ばれる箸だからこそ
一番安全でなければいけない
というコンセプトです

どちらも、
魅力的だと感じませんか?

逆転の発想が光る

シャープペンシルの芯は折れるもの
メガネは目が悪い人がかけるもの

そんな当たり前の事実を
逆手にとって商品開発し
成功させることができるというのが
マーケティングの面白さです。

中でも
手ぬぐい染を専門としていた
(株)ナカニの話が面白かったです

もともと、滲んだり、ぼやけてはいけない
というのが染物のルールだったようですが、
ナカニでは、
ぼやけたり滲んでしまうものを
商品にできないか。
と考えたと言います。

そこで、デザイナーを雇い
滲みぼやける染物で
新しいコンセプトの染め物を生産した
という話です。

今まで
見向きもされなかった表現を
肯定的に捉える努力をすることで
魅力的に見せることができる
というのは非常に面白いです

時代を先読みする面白さ

マーケティングは
未来の市場をどれだけ占有できるかを考え
それに向けた戦略を立てる仕事です。

だからこそ、
今現時点の地続きではなく
時代の変化を読みながら
その着地点をみていく必要があります

例えば
デジタル化に伴い印刷物は減るが、
デジタルデータを印刷して
具現化するニーズは増える
そんな見立てを立てた印刷会社は
生き残りに成功しています。

人による警備を
テクノロジーで遠隔管理したことで
もともと企業の夜間警備スタートだった会社が
各世帯にアプローチできるようになりました。

アマノフーズは
もともと液体運送していたカラメルを
何とか小さく運ぼうとしたときに見つけた
フリーズドライ技術をきっかけに
インスタント食品の市場を
切り開きました。

いかに時代の波に乗るかが重要なのだと考えさせられます。

最後に

マーケティングの成功事例は
どれもドラマティックです

ドラマに仕立てれば映像作品に
漫画に描き起こしても
連載できそうな
濃い内容のものが多いです。

 

サラリーマンになったとしても
劇的な人生を諦めることはないのです。

マーケティングという分野で輝けば
劇的なドラマを生み出す
フィクサーになることができます。

 

マーケティング初心者の人が
マーケティングすごいなって
思うきっかけを与えてくれる本が
本書籍だと思います。

是非ご一読を。

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