何かに失敗した時に
“次に活かそう”
そう開き直れる人がどれだけいるのでしょうか。
多くの人が
その一回の失敗に大ダメージを受けて
“嫌な思い出”
として心に刻まれ
もうやりたくない。と思ったり、
その失敗を直視できず、
いかに、”その余波を小さくしようか”
と、次の行動ではなく
現状修復に注力したりすることが
多いのではないでしょうか。
今一度考えなおしていただきたいのは
失敗は学びとして
経験に還元するべきだ
ということです。
“次に活かそう”
そう思える思考回路を形成しておくだけで
心に余裕が生まれ精神衛生上も健全で
かつ、行動力を後押ししてくれるため
強く前にすすむことができるようになります。
次に活かせない人の特徴
“もうおしまいだ”という思考回路
何か失敗した時に
「だからやりたくなかったんだ」
「やっぱり自分には向いていなかった」
というように、結果を使って
自分を否定してしまう人がいます。
これは非常に良くないです。
これは俗にいうトラウマです。
トラウマは可能性に蓋をしてしまいます。
“まだ失敗していない”という思考回路
何か失敗をした時に
「まだ失敗していない」
という往生際の悪い行動をとる人がいます。
この考え方で生きていくのも悪くはないです。
明らかに失敗だったけれど
着眼点を変えていけば、
まだ見せ方で伝わり方を変えられる。
ダメージを最小限にしながら
“失敗した”といマイナスイメージを払拭できる
上等な処世術だと思います。
ただ、これはマイナスは埋められても
プラスは生み出せません
“次に活かす”思考回路の意義
プラスを生み出せる
失敗を失敗だと思える人は
今と過去に向き合える人です。
自分がどんな状況で
どんな決断をしたのか
それを振り返ることができます。
過去を振り返れない人は
失敗を運や周りのせいにします
今に固執する人は
何かしらの策を講じて
結果の解釈を変えようとします。
一方で、
過去を振り返れば
失敗に通じた何かしらの要因に気付け
今失敗してしまった
という事実に向き合えれば
その失敗を踏まえて、
次はこういう計画で
巻き返しを図ります
と、宣言することができます。
それができれば
現状よりも高い水準を目指した
リスタートがきれるのです。
未来型思考になる
目先の見栄えにこだわって
どこかしこから花を摘んで
持ってくるような思考回路ではなく
将来道に花を咲かせられるように
種を蒔き雑草を抜き水を上げられるような
考え方だということです。
強いチームに居るときは、
成功の中からでさえ
成長の糸口を見つけようと
深く顧みることができていたのに
余裕のないチームにいると
目先の結果にばかり目を奪われますし
トラブルに見舞われると
尚のこと冷静な計画修正ができなくなります。
だからこそ、
どんな小さな失敗でも
まずは失敗として受け入れ
次に活かすという時間を
設ける必要があるのと思うのです
そうすることで
未来に通じた
今を生きることができます。
最後に
“次に活かそう”
実に当たり前の言葉で
何のありがたみもない
変哲もない言葉です。
そんな言葉ですが
信じられないくらい
奥が深い言葉だと
僕は思いました。
“次に活かそう”
そう思えるだけで
前向きになります。
“次に活かそう”
そう思えれば、
嫌な過去も財産として
受け入れられます。
“次に活かそう”
そう思えれば
次の成果はより良いものになります。
それに気付けたのも
時間をかけて立ち止まれた時間があったからでした。
←大局的に見る意義について(こちら)
←振り返りについては(こちら)
是非とも
次失敗する機会があれば
“次に活かそう”
と息を巻いて振り返りに
時間を費やしてほしいです。
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