質問に回答することで
満足感が得られます。
しかし、
答えを出すことに奔走すると
本質から離れていってしまうので
要注意です。
その満足感は
チームや会社にとっての
財産になるのでしょうか?
ならないのであれば、それは自己満です。
そして、本質に沿った仕事を進めていれば
その回答が間違っていたとしても
確実に前進できます。
間違っていた瞬間に
全てが成立しなくなるような
そんな進め方をしていては
いけないのですが、
時として、
満足感がそこから
目線を奪うのです。
回答することに潜む危険
回答は瞬間的である
質疑応答とういう場面を想像していただきたいですが、
ある質問に対して回答をするという行為は
ある人とある人の間で
一瞬で行われて
その課題を瞬時に解消するような
そんな瞬間的なやりとりだと言えます。
例えば、就活の座談会での質疑応答ですが、
その場に集まる人は
その企業に興味のある就活生と
企業についてよく知る社員の
2組に分類できます。
就活生の目的は
“内定を得ること”で
企業側の目的は
“良い人材を採ること”です
ですが、
質疑応答のような場では、
「学生側はまず質問しなければ」
のような、強迫観念や
「とりあえず聞きたいこと聞こう」
のような、その場しのぎの対応になりがちです。
その場合質問したこと自体に
かなり満足してしまうのです
企業側も同様に
とりあえず来た質問に答えることに
奔走すると、
“しっかり回答できた”
ということに満足してしまいますから
“本来の良い学生を見つける”
ということについて手が回ってなくて
「誰かいいやついたか?」
と聞かれた時に
「、、。まあまあですかね、、、」
みたいな対応にならざるを得なくなくなります。
回答は点である
自分の担当分について
これはどうなの?
これは大丈夫なの?
これはできるの?
間に合うの?
みたいな質問に対しては
「〜〜です。」
と答えるような。
一対一の回答を求められます。
今欲しい答えがそれなのだから
仕方ないです。
もちろん、
担当であれば、
それに応えることが
仕事なので、
回答を準備します。
これがいわゆる
“点を打つ作業”であると
言えると思います。
相手が用意した的に対して
“当たり”と言ってもらえる
答えを用意するのです。
的確に答えられているつもりになると
それだけで充実感が得られますから
自分の担当業務が順調に進んでいるような錯覚に
陥ってしまいます。
だからこそ、その的が
自分が見極めるべき
本質の上にあるか
と言う部分については
吟味しなくてはいけないのです。
あなたが日々
努めている内容が
日々の対応のもとで
少しずつずれてしまうようなことが起こりえますから
注意が必要なのです。
販売店の窓口で
なんでも質問に答えられる
ただし、売り上げは不調な
親切な店員さん。
そんなタイプでは
結局仕事ができない
成果のない
そんなレッテルを貼られかねないのです。
その対処法
やはり、
自分がやっていることの
本質を見極める他に術はありません。
あなたが何でその仕事を任されているのか。
それの最上位の目的は何でしょうか。
それは非常に当たり前の答えに行き着くはずです。
売り上げを上げるだったり、
理論を確立するだったり、
1番を取るだったり、
それを常に念頭に置いておくのです。
そして、
「すげー頑張った。今日は満足だ」
って思うその瞬間に
「その満足感で、目指している目的が達成できるのか」
そんなことを自らに問いただすのです。
そうすることで、
いつの間にか、
目指すところ間違えてました。
っていう、絶望感を避けることができます。
最後に
何を隠そう
先日まさに、自分自身が
いつの間にか本質を忘れ
目的がすり変わり、
回答することに全力を注ぎ、
もう直ぐ全部の回答が出ることに
優越感を感じていたその矢先、
「これはどうなってるの?」
って一番大事なところを突かれて、
その本質をしっかり見れていなかったことに気づき
痛い思いをする。
そんな経験をしました。
非常に悔しくて、
休日も頭によぎりました。
日々の満足感は時として毒です。
いつも苦労していることを忘れさせてくれますから。
だからこそ、
目的を忘れず、
本質から目を離さないことが
大切になるのです。
要注意です。
気をつけていきましょう。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
何か書いて欲しい内容等ありましたら、
DM、コメント等気軽にお願いいたします。
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