第1次産業革命について
考える機会があり
晴天の霹靂を感じました。
革命について
少し真面目に考えてみると
革命が意味する言葉の重みについて
知ることができます。
第一次産業革命を考える
I sell here, sir,
what all the world desires to have, power.(訳:閣下、私はここで世界がずっと待ち望んでいた
パワーを売っております。)
蒸気機関を発明したワットのパートナーである
マシューボールトンのこの言葉が
ロンドンの科学技術博物館に
飾ってあったと言います。
日本人の多くは
歴史の授業で
「第一次産業革命で何が生まれましたか?」
という問いを投げかけられ、
一問一答で、
「蒸気機関が生まれた」
と回答していたのではないでしょうか。
深く考えないと
「ふーん。」
で終わるような、
ありふれた一問一答問題です。
かくいう自分自身
今日の今日までそういう認識でした。
しかし、
この言葉の真意を考えると、
“当時、彼らが何をしようとしていたか”
が見えてきます。
それはつまり、
“労働力を売る”
ということです。
今まで、
安い労働力を大量につぎ込み
人力でやっていた時代に終わりを告げましょう。
そんな言葉にも聞こえてきます。
今までの仕組みが
ガラッと変わるような、
それこそ世界が変わった瞬間だった訳ですから、
「そりゃ、教科書にも乗ります一大トピックだ。」
と納得できます。
世界がその瞬間に
熱望していた技術がそこに現れる瞬間を
“革命”と呼ぶのであれば、
次の革命を起こすには
世界が熱望している”何か”
を実現させれば良いということになります。
それはなんなのか?
考えてみると未来は読めるのかもしれません。
次の革命のキーワードとは
なんのフォローも受けていない個人的な見解ですが
自分なりに今後の世界を想像してみました。
キーワードは
物理的な制約を解消した
「〇〇レス」
だと思うのです。
今まで必要不可欠だった
〇〇がいらなくなった。
それが革命の本質だと思います。
体が必要なくなる社会の実現
例えば、
アバターなどを利用した仮想現実が
運用されるなどです。
体は、
多くの制約を人間に与えます。
運動能力の限界
体力の限界
容姿も含めたスペックの差
など様々です。
仮想現実ならそれらをすべて排除できます。
時間的な制約がなくなる
人には1日24時間という
平等な制約が与えられています。
何かを経験するためには
努力が必要で、
習得するには時間がかかりますから、
いかに時間を有意義に使うかが一つの
ノウハウになります。
それに置き換わるように、
“すべての経験はダウンロードできます”
となったら、世界は変わります。
人は、
時間をかけて苦労をすることをしなくて良くなります。
通貨が必要なくなる
現在は、
各国がそれぞれの通貨を持っています。
電子マネーで紙幣や硬貨が必要なくなり、
価値を表す概念でしかなくなった時、
その需要は必要なくなります。
為替リスクなど、
取引に係る様々な問題が
解決される時代が来るかもしれません。
人種の概念がなくなる
肌の色や国籍関係なく、
同じサピエンスとして、
共存していける時代が来るということです。
今まで信じて生きた
多くの偏見が解消され、
争うことが必要なくなる世界が
来るかもしれません。
最後に
SFチックな妄想を並べましたが、
そんなにたいそうな話でもなく
現実的なレベルで身の回りに変化が訪れているというのが
実情なのではないでしょうか
例えば、
今まで手で計算していた内容が
自動で瞬間的に出てきたり、
ウェビナー機能で世界中の人を
距離の制約なく集められたり
少しずつ、
物理的な制約は
限定条件付きではあるものの
解消されているわけです。
SDGsというコンセプトも生まれ、
地球人として持続可能に生きて行こう
というコンセプトもあります。
この期間を数年後に振り返れば
革命と呼べるほどの短期間で
大きな変化をしていたまさにその時期だ
と言われているかもしれません。
僕らは、
そんな時代の真っ只中を
生きているわけです。
中々面白い時代だ!
と思いながら、
その変化を楽しみたいところです。
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