【紹介する曲】About A Rock’n’Roll Band@the pillows
音楽をきっかけにして
今日も頑張ろうって思えたり
背中を押されたりします。
中にはただ背中を
押されるだけじゃなくて
完全に魅了されてしまう人間もいて
それがミュージシャンなわけです。
ミュージシャンは
音楽に魅了されて
憧れて、
取り憑かれたように
生きる人間なわけですが
何かしら譲れない夢とか
目標を持って生きる人間なら
少なからず同じ気持ちだろうなと
思います。
夢を追う人間は
まず、憧れを抱いて
なりたい姿を思い浮かべては
それに取り憑かれたように
生きるわけですから。
この曲は
the pillowsが
音楽についての
憧れを語った歌であり、
それに加えて、
自らがこの音楽を武器に
未来を切り開いていく
覚悟を歌った歌でもあります。
自らを魅せた存在を
愛を持って
決意の気持ちまでも込めて
自分の人生そのものである
ロックンロールに託して
歌った歌です。
そんなのかっこいいに
決まっているし
案の定かっこ良い。
駆け抜けていく音楽に
身を任せて
今日も生きていこうと思える
そんな素敵な曲です。
憧れを歌った歌
一番Bメロ
正しさも美しさも
一つじゃなかったんだな
崩壊と誕生の音
二番Bメロ
国境も時間も超えて
常識も掻い潜って
心を揺さ振った夢
ロックにはいろんな形があって、
これこそがあるべき姿だって
イメージができたと思ったら
それを覆す新しい存在が出てきて
頭をぶん殴られたような気持ちになる
それは時代も国境も関係ないし
乗せられる歌詞に託された
メッセージだって色々で
かっこよければそれでいいんだって
そう思わせてくれるロックが
また素敵です。
サビ
あの日のロックンロールの
引力は万能で裸足のままで
走り出していたんだ不敵なメッセージを
受け取って笑って騒いで強く生きていく
イメージを握りしめた
このサビがかっこよすぎます
“ロックンロールの引力”
って言葉選びが
最強すぎる
目まぐるしく
時代が回り続けても
決して吹き飛ばされない
そんな強力な引力
こんなにしっくりくる表現
他にないです。
正解も不正解もなく
多種多様で
常識も国境もなく
ただただ格好いいものに
突き動かれて
裸足で駆け出した若き日
大胆不敵で
挑戦的な歌詞を歌う
先駆者の言葉を聞いては
“ここまでいっちゃうか!”
って驚かされては
笑いがこぼれてしまう
そんな苦笑いなのか、
一枚食わされた的な
笑みなのかわからないけど
そんな思いも飲み込んで
オレ達はこうありたいって
自分たちの形を信じて
進んでいく覚悟を決めた
そんな情景が浮かんできます。
覚悟を歌った夢
今夜もロックンロールの
引力は万能で道なき道を
切り開いていくんだ馬鹿げたメッセージ
撒き散らすから
受け取ってくれよ終わらない日々を過ごした
それが全て
そんな日々を
過ごした自分が
今を生きていて
今度は自分が
ロックンロールを
歌う立場だと
大胆不敵とは
言い切れなくても
自分らしい言葉を
“馬鹿げたメッセージを撒き散らす”
ように歌う。
それを
”受け取ってくれよ”
と歌う
30年も続くバンドの
生き様を、
原点を、
感じるような
そんな素敵な曲だと思います。
最後に
曲の構成は
ボーカルスタート
バンド合流
サビ直前のドラム
サビの勢いそのまま二番に突入し
ギターソロを挟んで大サビ
そんな王道を行く曲構成で
シンプルなんですけど
だからこそ、かっこいい。
王道はいつまでたっても
王道なんだなと
思わされます。
奇を衒えば
邪道を、
抜け道を
探したくもなるけど
結局王道なんすね。
自分にとって
今の人生を突き動かすような
憧れってのはあるのだろうか。
譲りたくない夢はあるのだろうか。
そんな熱に浮かされながら、
覚悟を持ってい生きる人生を
歩まねばと思います。
pillowsパイセンが
自分の人生より長く
音楽を鳴らしている
そんなかっこいい生き方
もう出来る気もしないですけど
やはりかっこいいものは
かっこいいわけですから
僕の憧れもきっとそこに
あるんだろうなと思います。
かっこいい年の取り方したいものです。
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