25周年を意味する
Silver Jubileeをタイトルにひっさげ
2019年以来となる
BUMP OF CHICKENのライブが行われました
友人との個人的な約束も含めて
幾つかの大事な約束が交わされた
とても胸が熱くなる一日でした。
交わした3つの約束
みんなのパートはそのままにしておく
BUMPのライブと言えば
「Oh yeah hey ah hun」
です。
藤くんが歌うパートと
僕ら観客が歌うパートがあって
みんなで声を出して
一緒にライブを作る
これが今までライブでした
しかし
コロナ禍では声を上げることは許されないわけなので
今までの25年間積み上げてきた形でのライブは
できないわけです。
そんな中で
藤くんはMCで語ります
みんなが歌うパートはそのままにしておく
クラスの誰かがどうしてもこれ無い時に
その席がどかされることなく
ずっとその場所が守られるように
この場所を開けておくよ
(意訳)
そんなことを言ってくれました
そして
みんなが作ったその場所
空白のパートを
大切に愛おしく思う
とも言ってくれました。
天体観測やガラスのブルースの
オフボーカルの時間が
とても切なく感じました。
でも、
だからこそ
またみんなで同じ時間を作らなければ
と強く思えました。
あの頃を取りも出さなければ
そんなことを強く思った瞬間でした。
10年後の同じ日にまたここで一緒に絵を描こう
アンコールが終わった後に
藤くんが25年のファンへの感謝の思いとか
これからの意気込みとかを
藤くんらしく語りました。
もうだめだと思った時に
俺たちをみんなが支えてくれた
この気持ちはいくら感謝しても足りない
伝える術がないみんながどうしてもだめだと思った時に
俺たちの音楽がいつも側にいるように
歌を届けるから
そんなことを語りながら
「じゃあ歌えばいいよね」
と自己解決して
Wアンコールに突入しました
歌われたのは
“くだらない唄”
僕はずっと
彼らの幼少期のとっておきの場所の
情景を浮かべた
懐かしい雰囲気の歌なのかな
としか思っていなかったのですが
当日歌われた
くだらない唄を聴いて
はじめて歌の真意に気付けました。
神様見渡す限りにきれいなタンポポを咲かせてくれ
僕らが大人になっても
この丘を忘れないように指切りをしよう
僕らにシワが増える前に
十年後の同じ日にまたここで一緒に絵を描こう今夜中にこの景色を
僕の右手と絵の具で閉じこめる
十年後の同じ日までに
ネクタイで迷わぬように神様小さな二人に
今夜だけ魔法を唱えてくれ
僕らが大人になってもこの丘を忘れぬように
特別なその日を
忘れたくないと思う
その気持ちが凝縮された歌であることを知りました
僕らがそれぞれ何年も歳を重ねて
いつか、今日という日のことを忘れてしまいそうになったとしても
10年後にまた同じように
同じ景色を作ろうよ
そう言ってくれている気がしました。
最後に
今回のライブは
高校時代からの友人とライブに行き始めて10年目になる
特別な日でもありました
ツアータイトルが25周年の銀婚式なら
50周年もあるよね
そんな話をしていました。
50周年なんて言ったら
BUMPのみんなも70代だし
ぼくらも50半ば
想像もできないことになっているわけですが
やっぱりそうなっても
変らずBUMPがそこにあって
そこに集まる僕らも
本質変らずそこにいたい
そんなことを思いました。
また、ちゃくちゃくと年を重ねて
歳をとったなと笑いながら
特別な一日を過ごしていきたいと思いました。
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