仕事論

終身雇用と労働基準法で守られる日本のサラリーマンで、顧客が対面にいない職種に就いている人が、使命感と責任感を持って働くということは並大抵のことではないと思います。

日本人はリスクを冒さずに、あーだこーだいうのは得意です。また、文句を言われない世界で黙々と手を動かすことを好みます。しかし、その間にある具体的な作戦を立てて実行する土台を作るようなことは、得意とは言えません。

在宅ワークという人から干渉されにくい働き方であるからこそ、自分の人生を自分自身で有意義にすることができるのだと考えます。その方法はいたって簡単で、考え方次第であるとさえ言えます。

例えば「岐阜はどこにある？」と言う質問に正しく答えられる人はいますでしょうか？この質問に正しく答えるためには、その質問をどのような背景の誰が聞いているのかという前提条件が大事になります。どのような問いに対しても同じように前提条件に合わせた答え方が必要になるのです

大人であるならば、良好とまでは行かなくても、せめてビジネスライクな関係でいたいものです。そうはいっても、犬猿の仲で、一触即発な関係の人たちもいるのも事実です。その関係性では何もうまくいかないことを肝に銘じたほうが良いです

好きなことを仕事にする。という言葉がありますが、好きなことを仕事にするのは中々難しいものです。仕事が本来どういうもので、どのように成立していくかを理解することで、好きなことを仕事にするために越えなければいけないハードルが見えてきます。

何か大きな改善をしようとした時に、会社がリソースを自前で確保することになるとかなり大変ですが、コンサルに依頼すると、莫大な費用が掛かるので渋られます。しかし、コンサルにかかる費用の分だけ成果が期待できることを知っておく必要があります。

自分には何もないじゃないか。と感じている人が世の中にはたくさんいます。しかし、その人にも何かしら没頭したものはあるはずで、その狭い世界の中では一番最先端の景色を見てきた。という人もいると思うのです。その景色はあなただけのものなので、あなただけの大きな価値を持っています。

理系の人間が技術を学んだ上でビジネス構築スキルやコンサルティング能力を鍛えてしまうと、文系の立場がなくなる。そんなことを考える人がいるのではないか。と思うのです。理系と文系の決定的な差に着目することで文系だからこそできる仕事が見えてきました。