人に教えることは、
“知識力” × “コミュニケーション能力”
で、語れると思います。
教えるのが上手な人の共通点を思い出し
それから、上手に教えるために
必要なことについて考えてみます。
教え上手な人の特徴
難易度を把握している
ある問題について質問した時に、
その問題が全体のどのレベルなのか
判断できます。
例えば
「走れるようになりたい」
という願いに対して
ジョギングでいいからはじめたい人と、
0.1s早くなりたい人とでは、
全くアプローチが変わってきます。
いろんな段階がありますが、
それぞれの難易度について
どこまでできていればいいか
そのイメージが明確です。
基本を正しく教えられる
絶対に欠かしてはいけない
大事な基礎の部分をわかっています。
最初にしておかなければいけない
設定をし忘れてしまって、
ずっと使いづらい、
もしくは
間違った使い方をしてしまう。
それを確実に回避する方法を心得ています。
相手の到達度を理解している
相手の質問を聞いて
どこで躓いているか理解してくれます。
理解しているところまで戻って
余分な説明はしないし、
これ以上は専門的だから覚えなくていい
ってところもわかっています。
より短く、より分かりやすく教えてくれます。
言語レベルを合わせる
基本的にわからないことには、
わからない言葉がセットで付いてきます。
わからない言葉で語られても、
理解できるはずもありません。
「~しやすさ」「~~っぽさ」とか
雰囲気で伝わる言葉で教えてくれます。
教え上手になるためには
まず、“教える”について考えます。
自分が持っている知識と
伝えるべき相手がいてはじめて
“教える”という動作は成立します。
自分の習得している知識を
相手が理解できるように伝えることを
“教える”というのであれば、
大事なことは、
”知識の習得”、”相手を知ること”の二点になると思います。
知識を習得する。
相手に何かを伝えるにあたって
ベースとなる知識が不十分であれば
当然正しく教えられるはずもありません。
まずは知識習得がものを言います。
その時に人に教えられるように
知識を得ていくことが重要です。
誰かに質問された時にまずは一問一答。
正しく答えられるようにしておく
必要があると思います。
一枚の絵で語る
これは、上司に言われた最強の言葉です。
仕事の報告をする際に、
一つの目的に対しては
1つの図で語り切れるはず。
と、言われました。
やり方を教えるのであれば
フローチャートが書けますし、
物理や数学の問題を解くなら、
図で語れるかもしれません。
歴史には年表があって、
化学なら化学式があります。
何かを知識として習得する際も、
一枚の絵に落とし込めるよに細分化して、
もしくはグループ化して、
流れをつかむようにするといいかもしれません。
一つを軸にして
知識を雪だるまのように
肉付けしていくと
良いのかもしれません
相手の話をよく聴く
つまり、伝える相手について
よく理解するということです。
どこまで理解できていますか。
バックグラウンドは何なのか。
もともと得意な分野なのか、
そうではないのか。
教えて欲しいと言われて、
脊髄反射的に説明を始めるのは良くないです。
まずは、相手に何がわからないのか
何を教えて欲しいのか
語らせる必要があります。
逆に言えば教わる側も意識したいところです。
伝わる言葉で話す
効果音や身振り手振りを使ったり、
例え話がわかりやすかったりすると、
どんな難しい話もすっと入ってきます。
それは、上記のどれもが
多くの人間にとっての“共通言語”だからです。
知識レベルに関係なく雰囲気で伝わる
ノンバーバルな表現であったり
馴染みの深い言語に
直してくれたりしているからです。
それを意識すると良いわけです。
意識すべきは“共通言語”で話すということです。
理解できない言葉が出てきた瞬間に、
仮にそこが日本でも
もはや日本ではなくなってしまいます。
もはや別の文化圏です。
相手を理解した上で、
相手に伝わる言葉を選ぶ。
これが重要になると思います。
最後に
読んでくれた方だけに共有しましたが、
1枚の絵で語るということ。
これは多分一生使えます。
これが今は理解できなくても、
何か勉強する時、まとめる時に、
“一枚の図にしてみよう”
と、つぶやいてみるだけで、
おそらく結果が変わってきます。
人間の脳にとって
”~~しなければならない”という意識よりも、
“~~をする”という確認の方が
圧倒的に効果的だと言われているそうです。
教えることは”最強のアウトプット“です。
ともに磨き上げていきましょう。
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