今回お伝えしたいのは
“風通しが良い”
という言葉が適応する職場が
全て良い職場である訳ではない
と言うことです。
良い職場雰囲気の
代名詞のように使われる言葉ですが
要チェックです。
風通しが良いとは
風通しが良いというのは
風が職場をスーと吹き抜けるイメージです
すなわち、
下からの打ち上げなど
職場の困りごとが吸い上げられる
体制が整っている
と言うことになります。
風通しが良くてもダメな理由
ここで注目しなくてはいけないのは
風通しが良いことで達成できるのは
あくまで打ち上げまでである
と言うことです
すなわち、
部下は不満や困りごとを
言いたいだけ言える環境であるものの
上司がそれを全てくみ取って
改善に繋げられるかは全く別の話だ
と言うことなのです。
困ったこと、
納得のいかないことが山積みだろうが
対応に回せる人も時間もお金も限られているので
全てが全て改善されるわけではないのです。
風通しの次に目指すべきものとは
もちろん、
メンバーが上からの重圧によって
良いたいことも言えず
苦しい思いをし続けるような環境よりは
風通しが良いだけマシだと言えます。
ですが、
それだけではいけないのは
上述した通りです。
次に目指すべきは、
本音で対話をする
ということです。
“本音で対話する”
と言うのは、
部下からの打ち上げを聞いたうえで
上司が何を思っているのか
その返答を聞き、
お互いの思うところを共有することです。
ここで大事なのが、
建前上の”善処する”と言う話ではなく
“実はこういう厳しい事情があるんだ”
という本音の返答がきけるのか。
そして、その深さでの対話ができるのか。
ということです。
言いたいことだけ言ってよし。
部下のストレスは発散されて
職場の雰囲気は良い!
その反面、管理職が苦しいところを
全部受け持ってくれていて大変そう。
この状態が果たして良いのか。
という話なのです。
本気で改善したおかげで
風通しが良くなったのであれば
次は本音の議論が必要なのです。
最後に
僕が感じていた違和感はここにあったのか
そんなことに気付かされました。
風通しがよくなって
打ち上げられるようになれば
全ては改善されていくと思っていましたが、
そんなことはありませんでした。
僕みたいに、
風通しがよかろうが悪かろうが
本音を誰にでもぶつけられるような
メンタルの持ち主もいます。
そんな奴が
代表して声を上げても
改善されなければ
何も変わらないです。
それと同じことが
例え風通しが良かったとしても
起きてしまうという当たり前のことに気付きました。
「困りごとを聞ければ
全て解決できるのに、、、」
なんてことはありません。
そんな世界であれば
とっくの昔に
誰もが何不自由なく暮らせる世界が
実現していてもおかしくありません。
政治もそうです。
国民の声が届けばいい訳ではない。
国民の代表がそれを聞いたうえで
どう対処するか。
対処できないのであれば、
なぜできないのか。
どうしたらできるのか。
それを、本音で語り合う場があることが大事だ
そういえないでしょうか。
まずは小さく、
それができるコミュニティを作り
対話する文化を構築していく必要があると言えそうです。
それができれば
国全体で良い方向に進んでいける気がします
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